独立すれば自由になれる。そう思っていた時期が僕にもあった。15年経った今、光も影も含めて正直に話す。
こんばんは、Hideです。
「40代からの人生立て直し放送室」、平日22時。今日もお仕事、本当にお疲れ様でした。
独立して15年が経ちました。プラントエンジニアとして個人事業を続けながら、良いことも悪いことも一通り経験してきました。独立を考えている人に向けて、よく「独立は最高ですよ」とか「会社員より稼げます」という話を聞きます。嘘ではないけれど、その裏側にある現実はあまり語られません。今日は美化せずに、15年間の個人事業の実態をそのまま話します。
独立して良かったこと、正直に3つ
まず良かったことから話します。15年続けてこられたのは、これがあったからです。
- 時間の自由度が上がった:会社員のときは、仕事の中身より「何時から何時まで席にいるか」を管理されていました。独立してからは、成果さえ出せばいつ動いてもいい。朝型に切り替えて、午前中に集中して働くスタイルが作れたのは独立したからこそです。
- 収入の上限がなくなった:会社員時代は、どれだけ頑張っても給与の上がり幅に限界がありました。独立してからは、案件の取り方と単価次第で収入が変わります。最初の3年は会社員時代より収入が下がりましたが、5年目以降は安定して上回るようになりました。
- 仕事を選べるようになった:やりたくない仕事を断れる。これが思った以上にメンタルに良い影響を与えます。全部受けていた最初の数年より、選んで受けるようになってからの方が、仕事の質も上がりました。
独立して大変だったこと、正直に3つ
良いことだけ語るのはフェアじゃないので、しんどかったことも同じ分量で話します。
- 収入が不安定な時期が長かった:独立して最初の2年間は、毎月の収入が読めませんでした。案件が重なる月と全くない月があり、貯金を切り崩しながら生活した時期もあります。家族がいる状態でこの不安定さを抱えるのは、精神的にかなりきつかった。
- 全部自分でやらなければいけない:営業、経理、税務、保険、年金。会社員のときは誰かがやってくれていたことを、全部自分でやる必要があります。本業の仕事をしながらこれらをこなすのは、独立当初は想像以上に時間と体力を奪われました。
- 孤独感がある:会社員のときは、悩んだときに相談できる同僚や上司がいました。個人事業主になると、その相談相手がいない。特に仕事がうまくいかない時期の孤独感は、今振り返っても一番しんどかった部分です。
独立を考えている40代に、今伝えたいこと
15年の経験から、独立を考えている40代に向けて正直に言いたいことがあります。
- 最初の2年分の生活費を貯めてから独立する:収入ゼロが2年続いても生活できる資金があれば、焦って安い仕事を受けずに済みます。この余裕が、長期的な収入を守ります。
- 専門性が高いほど独立後の生存率が上がる:汎用的なスキルだけでの独立は厳しい。40代まで積み上げてきた専門知識と経験を活かせる分野での独立が、最も現実的です。
- 副業で試してから独立する:いきなり会社を辞めなくていい。副業として個人事業を小さく始めて、収益が安定してから本格的に移行する方が、リスクが格段に下がります。
独立は正解でも不正解でもありません。向いている人と向いていない人がいる。15年続けてきた僕は、向いていた側の人間だったと思いますが、それでも何度も「会社員に戻ろうか」と考えた時期がありました。それでも続けてこられたのは、「自分で決めた仕事をしている」という感覚が、どんなに収入が不安定でもゼロにならなかったからだと思っています。
Hide’s Voice:独立を迷っているあなたへ
独立は「自由になること」ではなく「自分で責任を取ること」です。その重さを受け入れられるなら、独立は人生を変える選択になります。でも、まず副業で試す。それが40代が独立するときの、一番賢い順番だと思っています。
次回は、「40代で大学院(MOT)に通い直してわかったこと」についてお話しします。なぜ40代で大学院に行こうと思ったのか、実際に通ってみてどうだったかを話します。
それでは、また明日、22時にこの場所でお会いしましょう。それでは、バイバイ。
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次回のテーマは「40代で大学院(MOT)に通い直してわかったこと」。なぜ大学院に行こうと思ったのか、実際どうだったかを話します。明日も22時、ここでお会いしましょう。


